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後十字靱帯損傷-どんなけがか

前十字靱帯損傷のつながりで、後十字靱帯損傷(こうじゅうじじんたいそんしょう)にもふれておきます。

後十字靱帯がどこにあるかは、前十字靱帯損傷のときに説明しました(→こちら)。

後十字靱帯損傷は、前十字靱帯損傷に比べ珍しく、症状もはっきりしないので、分からないまますぎてしまう場合もあるとされています。
とはいっても、原総合法律事務所で扱ったことはあります。

まず、どういうときに後十字靱帯を損傷するかというと、後十字靱帯は、脛骨(すね)が後方へ滑るのを抑えるものなので、脛骨(すね)の前を強く打ったときに、損傷します。
交通事故だと、バイクで転倒して脛骨(すね)の前を強く打ったり、車のダッシュボードに脛骨(すね)をぶつけたりしたときに、このけがをすることがあります。

でも、膝の緩みは少なく、関節の不安定性は大きくない場合が多いようです。とはいっても、疼痛や不安定性が残る場合もあるので、軽視はできません。
むしろ、症状があまりないので、そのまま長期間を経過し、前十字靱帯損傷と同じく、軟骨を傷付けて外傷性膝関節症になることもあるとされるので、注意が必要です。