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ホーム法律の話(ブログ)交通事故よく問題となる傷病名から(医学的基礎)

よく問題となる傷病名から(医学的基礎)

  • 腱板断裂と可動域制限

    前回の復習ですが、腱板断裂後、運動の制限が残ると、可動域制限として後遺障害が認められる可能性があります。 ただ、腱板断裂だけでは、可動域の制限は強くなく、自動はできなくても、他動で腕は上がることが多いとされることも説明し […]

  • 腱板断裂の後遺障害

    腱板断裂になると、保存療法で経過しても、手術療法をとっても、痛みが残ったり、運動の制限が残ることがあります。 痛みについては、神経症状として、次の等級に該当する可能性があります。 14級9号 局部に神経症状を残すもの 1 […]

  • 腱板断裂の治療

    外傷による腱板断裂に対しては、まず三角巾で1~2週間安静にし、保存療法で様子を見ます。断裂部が治癒する(つながる)ことはないのですが、保存療法で症状が改善することが多いのです。 保存療法では、注射療法と運動療法が行なわれ […]

  • 腱板断裂の診断

    事故の態様から、肩に力が加わり、肩を痛めた可能性があることが分かっていて、前回説明した肩痛や脱力などの症状が出れば、整形外科医は、腱板断裂を疑い、MRIを行うと思います(大きな病院でないと、MRIは置いていないので、MR […]

  • 腱板断裂の症状

    主な症状は肩痛と脱力です。 痛みには次の特徴があります。 まず、腕を上げると痛むことが多いとされます。 その際、ある角度で痛みが強いのが特徴的です。 ひどくなると、夜間痛が表れてきて、眠れないほどになります。 脱力も、や […]

  • 腱板断裂とはどういう病気か

    改めて、腱板断裂とはどういう病気か確認しておきます。 その前に、「肩腱板」が何かということですが、肩の骨と腕の骨(肩峰と上腕骨頭)の間にあって、腕を上げたり、腕を捻ったりするときに働く筋肉の束が腕の骨(上腕骨頭)にくっつ […]

  • 見逃される腱板断裂

    以前、腱板断裂の相談を何度か経験したことを書きました(→こちら)。 頚部(むち打ち損傷)とあわせて肩部(腱板断裂等)の傷害もあったのに、最初の診断書が、病名として、頚部捻挫だけだったというケースでした。肩痛が長引いたのに […]

  • 打撲した場所と一致しない脳の損傷

    脳挫傷のような脳のけがは、打撲した場所とは違う場所に起こることがあります。 例えば、打撲したのが後頭部なのに、前頭葉(脳の前の方)に脳挫傷を負う場合があります。 これを「コントラ・クー(contre-coup)」といいま […]

  • 頭部外傷の種類

    これまで、頭蓋内出血を見てきましたが、改めて、頭部外傷全体をまとめておこうと思います。 頭に外から力が加わり、皮膚、頭蓋骨、脳に傷を負う場合をひっくるめて頭部外傷と呼んでいます。 頭部外傷のうち、もっとも数が多いのが交通 […]

  • 事故から時間が経って発症する頭蓋内の出血(血腫)

    事故直後に発症する頭蓋内の出血であれば、事故との関連(因果関係)は明らかです。例えば、事故直後の硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血などです。 これに対し、事故から時間が経って発症すると、事故との関連(因果関係 […]

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