被害者の判断能力がない場合の和解
被害者が認知症の高齢者であったり、事故の脳外傷により被害者の意識が戻らないといった場合、被害者に判断能力がないので、被害者本人が和解(示談)することができません。 仮に、被害者の家族の誰かが賠償額の交渉を損保会社側と進め […]
異議申立てを認めさせるために(症状固定後の治療の継続)
前回紹介したケースをもう少し詳しく説明するとこんなケースでした。 むち打ち損傷で、受傷後症状固定(診断書では「中止」)までは、約4か月でした。 ところが、症状固定後も、同様の頚部の痛み、背部・肩部から上肢にかけてのしびれ […]
異議申立てを認めさせるために
最近、異議申立ての結果、非該当から等級が認められたり、当初より等級が上がったりということが続きました。 そこで、どんな場合に異議申立てが認められるのか、異議申立てを認めさせるにはどうすればいいのかということを少し。 例え […]
脊柱変形の労働能力喪失率を争われた場合
以前、「脊柱に変形を残すもの」は11級なのですが、損保会社からは、11級の労働能力喪失率の標準とされる20%は認められないと言われることを説明しました。しかし、最近の裁判所では、20%の労働能力喪失率を認めていることも説 […]
外貌の醜状を扱う診療科
以前、交通事故のけがを扱う科は、整形外科だと説明しました(→こちら)。 これに対し、傷痕が残る場合に、この傷痕をできるだけ目立たないように治療するのが、形成外科です。 骨、関節、筋肉などを扱うのが整形外科です。そこから分 […]
子どもの外貌醜状
以前、外貌の醜状障害について、何回かにわたってふれたことがありましたが、最近も相談を受けることが続いていて、考えさせられることがあります。 例えば、子どもの外貌醜状の後遺障害等級です。 自賠責の後遺障害の認定は、労災の後 […]
加害者側損保が、自分の弁護士費用特約がある損保だった場合
こういうことも結構あるのですが、自分の弁護士費用特約がある損保会社が、加害者側の自動車保険の損保会社と同じ場合があります。 もちろん、大手の損保会社に多いわけです。 そんなとき、弁護士費用特約が使えないのではないかと心配 […]
自分で選んだ弁護士にも使える弁護士費用特約
ときどき、弁護士費用特約は、保険会社が選んだ弁護士にしか使えないと勘違いしている人がいます。実際、相談のときに、そのように言う人がいるのです。 確かに、その自動車保険(任意保険)を勧めてくれた代理店に相談すると、その保険 […]
弁護士費用特約が利用できる事故
自動車にかかわる被害事故に利用できます。 ということは、車を運転しているときに、車がぶつかって来たような典型的な場合のほかに、こんな場合にも使えます。 歩行中、自動車にひかれた場合 乗っていたバスが急停車して転倒した場合 […]
家族の誰かが弁護士費用特約に入っていませんか?
弁護士費用特約が使えれば、弁護士の費用のことを考えずに、弁護士に相談し、依頼することができます。 これがあると、ずいぶん弁護士に相談したり、依頼するハードルが下がります。 そして、よくある質問にも書いていますが、弁護士費 […]