主婦の休業損害-原則的な日額
主婦も、家族のために家事労働に従事する者として、休業損害が認められるということは、かなり知られてきていると思います。 家事労働も、他人に頼めばお金がかかるので、その分、お金を使わずにすんでいるという点で、利益を生み出して […]
裁判を起こしたからといって、判決になるわけではない。
さて、そうやって裁判を起こしたとします。 裁判を起こせば判決だと思われるのでしょうが、実際には、判決にまで至る事件は、例外的な事件です。交通事故についていえば、感覚的には、1~2割が判決というイメージです。 実際には、裁 […]
裁判に踏み切るとき-交渉の決裂
交渉を続けてきたけれど、交渉ではこのあたりが限界みたいで、でも納得できないしというときには、交渉を打ち切って、裁判に踏み切ることがあります。 弁護士が代理した場合でも、ほとんどの場合、最初の損保会社側からの提案は、増額の […]
裁判を選ぶしかない場合
前回、原総合法律事務所では、まず交渉で受任することが多いと説明しました。 しかし、例外的に、最初から裁判を起こす前提で受任する場合もあります。 例えば、加害者側に自動車保険(任意保険)がなく、自賠責だけの場合です。自賠責 […]
裁判を勧めるか、交渉を勧めるか-弁護士のスタンス
前回、弁護士に相談するとき、裁判をする前提でなくて構わないと説明しました。 ただ、弁護士によって、より裁判を勧める傾向が強いか、より交渉を勧める傾向が強いか、違いがあるようです。 ホームページで裁判を原則とすることを謳っ […]
裁判に踏み切るとき-弁護士へ依頼したとき?
弁護士に依頼するのは裁判をするときだと思っている方がまだおられます。 しかし、そんなことはありません。 ほとんどの場合、弁護士が依頼を受けて、まず行うのは、損保会社との交渉です。 最初から、裁判を起こす前提で依頼を受ける […]
打撲した場所と一致しない脳の損傷
脳挫傷のような脳のけがは、打撲した場所とは違う場所に起こることがあります。 例えば、打撲したのが後頭部なのに、前頭葉(脳の前の方)に脳挫傷を負う場合があります。 これを「コントラ・クー(contre-coup)」といいま […]
頭部外傷の種類
これまで、頭蓋内出血を見てきましたが、改めて、頭部外傷全体をまとめておこうと思います。 頭に外から力が加わり、皮膚、頭蓋骨、脳に傷を負う場合をひっくるめて頭部外傷と呼んでいます。 頭部外傷のうち、もっとも数が多いのが交通 […]
事故から時間が経って発症する頭蓋内の出血(血腫)
事故直後に発症する頭蓋内の出血であれば、事故との関連(因果関係)は明らかです。例えば、事故直後の硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血などです。 これに対し、事故から時間が経って発症すると、事故との関連(因果関係 […]
急性硬膜下血腫と慢性硬膜下血腫の治療
急性硬膜下血腫は、頭のけがのため、どこかの血管が破れて硬膜下腔に出血し、脳を圧迫しています。 そこで、治療としては、脳の圧迫を取るために、血腫を取り去り、更に出血しているところを見付けて、止血しなければなりません。そのた […]