頭部外傷の種類
これまで、頭蓋内出血を見てきましたが、改めて、頭部外傷全体をまとめておこうと思います。 頭に外から力が加わり、皮膚、頭蓋骨、脳に傷を負う場合をひっくるめて頭部外傷と呼んでいます。 頭部外傷のうち、もっとも数が多いのが交通 […]
事故から時間が経って発症する頭蓋内の出血(血腫)
事故直後に発症する頭蓋内の出血であれば、事故との関連(因果関係)は明らかです。例えば、事故直後の硬膜外血腫、急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血などです。 これに対し、事故から時間が経って発症すると、事故との関連(因果関係 […]
急性硬膜下血腫と慢性硬膜下血腫の治療
急性硬膜下血腫は、頭のけがのため、どこかの血管が破れて硬膜下腔に出血し、脳を圧迫しています。 そこで、治療としては、脳の圧迫を取るために、血腫を取り去り、更に出血しているところを見付けて、止血しなければなりません。そのた […]
急性硬膜下血腫と慢性硬膜下血腫の血腫のでき方
同じ硬膜下血腫といっても、この2つの病気は、全く違う病気です。 そして、交通事故により、どちらも発症することがあります。 もちろん、急性・慢性という呼び方から、急性がけがをしてすぐ発症し、慢性がけがをしてしばらくして発症 […]
脳を取り巻く膜とけがの種類
原総合法律事務所では、交通事故ではあまり扱うことがないのかもしれませんが、慢性硬膜下血腫を扱ったことがあります。 そういえば、これも交通事故との関係が問題になりますが、動脈瘤の破裂によるくも膜下出血を扱ったこともありまし […]
将来の予定された治療
例えば、顔面を打撲し、歯が折れ、顎の骨を骨折したとします。顎の骨折が治り、十分な堅さを取り戻した後でないと、抜歯などの歯の治療ができないことがあります。 このような場合、いったん示談(和解)すると、予想外の再手術のような […]
後遺障害分を除いた和解
示談(和解)後の追加請求が認められるのは例外的な場合なのですが、示談(和解)時に追加請求を前提としていた場合には、もちろん追加請求も認められます。 例えば、後遺障害分を除いて、症状固定までの損害について、先に示談(和解) […]
示談後の追加請求が認められる要件
示談後の追加請求が認められる場合はあるのですが、例外的な場合ですから、その要件について、裁判所は、かなり厳しく考えています。 最高裁の昭和43年3月15日判決は、その要件を次のようにまとめました。 1 全損害を正確に把握 […]
示談後の追加請求
示談(和解)するときに時々聞かれる質問として、いったん示談(和解)した後に、予想外の再手術の必要が出てきたり、後遺症が出てきたときはどうなるのかというのがあります。 確かに、示談(和解)というのは、損害賠償の額に争いがあ […]
裁判になると裁判所に行かないといけない?
この質問もよく聞かれる質問です。 代理人に弁護士がつけば、そのための代理人ですから、原則としてご本人が裁判所に出頭する必要はありません。 裁判所での手続は、弁護士が代理します。 その準備のための打合せを弁護士としていただ […]