裁判に至った場合の損保会社の対応-慰謝料の増額理由になる場合
損保会社との交渉が決裂するとき、損保会社は、裁判になれば、交渉時は認めていた点も争うことがあることを念押しします。 そして、実際、裁判になると、交渉時は認めていた点を争うということは、良く経験します。 そういう場合、争う […]
加害者が悪質な場合の慰謝料の増額
慰謝料の裁判基準を説明すると、加害者が悪質なので増額できないのかという質問を受けることがあります。 確かに、加害者に重大な過失があったり、著しく不誠実な態度があったりすると、慰謝料を増額する場合があります。 ということは […]
慰謝料の調整的機能
損害を積算するときに、他の損害項目に比べて、基準が曖昧なのが慰謝料です。 そもそも、精神的苦痛を金銭的に評価するというのですが、精神的苦痛そのものが計ることが難しいものです。 そこで、赤い本を見ると、後遺障害慰謝料には増 […]
死亡慰謝料-若年者の増額
独身者も、裁判基準(赤い本)だと、「その他」に入るので、2000~2200万円が基準です。 しかし、最近の判決の傾向は、若年者(20歳前後)について、もう少し高額な死亡慰謝料を認めています。 実は、裁判基準といっても、青 […]
死亡慰謝料-高齢者の減額
裁判基準(赤い本)だと、高齢者の場合、「その他」に入るので、2000~2200万円というのが基準です。 ところが、損保会社からは、80歳くらいを超えていると、高齢だからという理由で、死亡慰謝料の減額を求められます。 この […]
死亡慰謝料-自賠責基準と裁判基準
前回、死亡慰謝料についても軽くふれ、裁判基準(赤い本)だと請求者の数が何人であろうが額は同じなのに対し、自賠責だと請求者の数で額が変わることを説明しました。 例えば、被害者(男)には、母と妻、2人の子がいて、主に被害者の […]
そもそも慰謝料とは?
慰謝とはなぐさめること。 そうすると、慰謝料とはなぐさめるためのお金ということになります。 まあ、それでも分かるでしょうが、損害賠償の損害項目としての慰謝料とは、精神的苦痛を金銭で評価するものと説明するようにしています。 […]
神経症状の傷害(入通院)慰謝料
慰謝料全般の話しはまたいつかということにして、よく相談を受けるのが、神経症状(痛みやしびれなど)の傷害(入通院)慰謝料です。 自賠責は、1日4,200円と決まっているので、あとは、日数を何日と考えるかの問題です。治療期間 […]
ペットについて認められる慰謝料
まず、前提として、日本において、法律上、動物は物として扱われています。 そうすると、ペットが交通事故で傷害を受けたり、亡くなった場合、治療費や葬儀費用、あるいは購入価格などの損害賠償が認められるとして、更に慰謝料が認めら […]
物損の慰謝料は認められない
ときどき相談を受けますし、先日は、交通事故ではありませんが請求を受けました。 物損の慰謝料の問題ですが、原則として、物損の慰謝料は認められません。 原則としてというと、例外がありそうで、実際、例外的に物損の慰謝料が認めら […]