現代医学の限界(それでも、医学論にこだわる)
前回の続きです。 現代医学が交通事故による被害者の症状をすべて解明できないとして、被害者側弁護士は被害の実態から出発すべきだとして、それでも、医学論にはこだわるべきです。 被害の実態を拾い上げた上で、医学的に明らかにでき […]
現代医学の限界(被害の実態から)
えらく大げさなタイトルです。 被害者側弁護士の立場で交通事故の損害賠償に関わっていると、いつも思うのがことさら「医学的な所見」を偏重する損保会社の対応です。 「医学的な所見」がないとして、被害者の症状や後遺障害が認められ […]
休業日数、休業割合
給与所得者の場合、休業損害は、基礎収入(日額)に休業日数をかければいいので、計算としては簡単です。 自営業者や主婦の場合でも、入院していれば、その日数が休業日数になるので、やはりその部分の計算は簡単です。 これに対し、自 […]
自営業者の休業損害-赤字経営の場合
前回、自営業者の休業損害の考え方を2つ紹介しました。 A 事故の前年の所得と、事故により休業した年の所得を比べ、減収額を計算する方法 B 事故の前年の所得+固定経費を365で割って日額を出し、これに休業期間をかける方法 […]
自営業者の休業損害-いくつかの考え方
自営業者の休業損害は難しいことに、簡単にふれたことがあります(→こちら)。 先日も、自営業者の休業損害について(特に、基礎収入について)、相談を受けたので、整理しました。 そもそも、休業損害とは、事故による怪我のため、事 […]
救急搬送された病院に通院を続けるのは?
以前も書いたことがあるのですが(→こちら)、最近、こんな経験がありました。 事故現場から救急車で運ばれた病院は、いろんな検査機器があって、入院もできる病院だと思います。 どんな怪我が隠れているか分からないので、まずはいろ […]
実況見分調書があるのに、調査をするのはなぜか
物損事故であれば、実況見分調書がないので、過失相殺率を調査するために、損害保険リサーチ会社(調査会社)を使うというのも分からないではありません。 でも、人身事故であれば、実況見分調書があります(入手できるようになるまでに […]
損害保険リサーチ会社(調査会社)の調査を受けるとき
損害保険リサーチ会社(調査会社)の調査が信用できないからといって、調査を受けないでいると、交渉が進みません。 あるいは、加害者本人の言い分だけで、事故状況を決めつけられ、過失相殺率を不利に扱われるかもしれません。 そこで […]
損害保険リサーチ会社(調査会社)の調査の正確性
最近、相次いで、損害保険リサーチ会社(調査会社)が事故状況の調査に入ってきたケースが続きました。 そもそも、調査会社がどういうものか知られていませんが、建前としては、損保会社からは独立した会社で、事故状況などを調査すると […]
死亡慰謝料の考え方の変遷-高齢者の死亡慰謝料
死亡慰謝料について、高齢者だと、以前はやや低めの認定をする判決があり(→こちら)、一方で、若年者には、赤い本の基準を超える高額の認定をする判決があることを紹介しました(→こちら)。 その後、調べ物をしているついでに、該当 […]