いつでも、どこでも、だれにでも 上質な法的サービスを。
いつでも、どこでも、だれにでも 
上質な法的サービスを。

TEL: 095-820-2500

[平日] 9:00~17:00

ホーム法律の話(ブログ)交通事故はじめに-いろいろな話題 > 端数は四捨五入か切捨てか?

端数は四捨五入か切捨てか?

すごく細かな話しですが、損害の計算をしていて、円未満の端数が出てくることがあります。
それを四捨五入するか、切り捨てるかという問題です。

細かすぎて、どうでもいいような話しなのですが、先日、ある損保会社からの損害額の提示の際、円未満は切り捨てるのが法的に正しいけれど、四捨五入すると恩着せがましく書いてありました。

しかし、そうではないはずです。
損害賠償のような債務の弁済については、通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律3条1項によって、円未満の端数は四捨五入することになっています(→こちら)。

確かに、実務上は、切捨て計算することが多いのです。
それは、法的には正しくないけれども、むしろ、被害者が控えめに、加害者に有利に計算しているということになります。