示談後の追加請求

示談（和解）するときに時々聞かれる質問として、いったん示談（和解）した後に、予想外の再手術の必要が出てきたり、後遺症が出てきたときはどうなるのかというのがあります。

確かに、示談（和解）というのは、損害賠償の額に争いがあったとしても、これで争いを終わりにするという合意ですから、その後、更に請求することはできないのが原則です。

しかし、追加請求を認めないと不合理だと思われる場合があります。
それが、示談（和解）後、予想外の事故による再手術の必要が出てきたような場合や、予想外の事故による後遺症が出てきたような場合です。

そこで、裁判所も示談（和解）後の追加請求ができる場合を認めています。
冒頭の質問については、例外的に示談（和解）後も追加請求できる場合があると答えることになります。

問題は、どのような場合に追加請求できるかです（次回へ続く）。