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実況見分調書は、事故後、早い段階で作成されています。
ところが、そのコピーをとれるようになるのは、かなり後になってからです。捜査が終わるまでは、捜査の秘密があるからです。
起訴・不起訴が決まるまで、随分待たされることもあります。実際に、1年以上も待たされたりすることがありました。
その間、過失相殺の過失割合が問題になるケースだったりすると、治療が終わっているのに、示談(和解)を進めることができないということになってしまうのです。
では、起訴されたか、不起訴されたかをどうやって知るかというと、今は、被害者に対しては、検察から、事件の処理結果や刑事裁判の結果などを通知してもらえます。検察官の取調べを受けたときに、通知をして欲しいと言っておけば、結果が出たら通知があります。また、検察庁に、処理結果がどうなったかを問い合せれば、教えてももらえます。
そうして、不起訴で終わっていたり、起訴されて判決が確定していれば、実況見分調書をとれるわけです。