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過失割合は、どうやって決めるのですか?

過失割合には一応の目安があります(参考:判例タイムズ社「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」)。多くの裁判所の判断をまとめて、ケース毎に基準を作ったものです。

例えば、交差点での出会い頭の事故の場合、まず基本的にどれくらいの過失になるのかが数字で示されています。その基本割合に事故時の状況に従った修正要素が加わり、最終的な過失割合が決められます。
具体的には、信号機のない同じくらいの道幅の交差点で、あなたが直進で交差点に入ったところに、右から直進してきた車がぶつかってきたとします。同じくらいのスピードであれば、基本の過失割合は、左方優先であることを考え、あなたが40に対し、右方の車が60とされています。しかし、見通しのきく交差点であれば、右方の車はあなたの車を直接見ることができますから、右方の車に10の過失がプラスされ、あなたが30,右方の車が70の過失割合になります。

多くの場合、保険会社は加害者に有利な過失割合を主張してきます。それに対抗するためには、上記の基準にしたがった反論が必要ですが、その基準へのあてはめは簡単ではないので、やはり、弁護士に相談されることをお勧めします。