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治癒つながりの話題の続きです。
「治癒」が完全に治ることで、病気の症状が一時的に軽くなったり、消えたりした状態を「寛解」ということは、前回説明しました。
これに対し、病状がますます悪くなることを「増悪」といいます。後遺障害診断書に「障害内容の増悪・緩解の見通しなどについて記入してください」という欄があることも、前回説明しました。
ちなみに、憎悪と似ているので、「ぞうお」と誤読されやすいのですが、増悪は「ぞうあく」が正しい読みです。
また、交通事故ではあまり問題になりませんが、症状がなかったのに、また症状が出てくる場合として、「再発」、「再燃」があります。
「再発」は、治癒(完治)した後、同じ病気になることをいいます。
これに対し、「再燃」は、病気が治りきったわけではなく、抑えられていた症状が悪化する場合に使います。つまり、「寛解」していたような場合に、また症状が出てくる場合が、「再燃」です。
診断書や診療録によく出てくるので、正確に理解しておきたい言葉です。