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モノコックボデーの事故の特徴

引き続いて、ちょっとマニアックな物損ネタです。自動車板金の教科書(→こちら)を必要があって読んでいるもので。

今の乗用車は、フレームとボデーが一体になったモノコックボデーでできています。
このモノコックボデーは、多数のパネルをスポット溶接などで組み立てて作られます。

フレームとボデーが区別された車(トラックなど)では、事故の衝撃を頑丈なフレームではねのけます。
これに対し、モノコックボデーは、事故の衝撃をボデー全体で吸収します。言い換えれば、ボデーをグシャッと潰すことで、人が乗っている部分への影響を抑えようという考え方です。
ということは、モノコックボデーの場合、事故による変形が広く波及するということです。モノコックボデーでは、単純な損傷と思っても思わぬ箇所にひずみが生じている場合があると説明されていました。

そのため、モノコックボデーでは、事故による変形の修正がより大規模で難しくなり、修理費も高くなります。