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診断書なんて見たことない

前回、後遺障害の認定について、実は、診断書の記載も大切だと言いました(治療の必要性との関係でも大切なのですが、そのことは改めて。)。

でも、後遺障害診断書は見たけれど、診断書は見たことがないという人がほとんどです。
後遺障害診断書は、自分で用紙を病院・診療所に持って行き、医師に書いてもらったものを損保会社に出すので、そのときに見ているはずです。
しかし、診断書は、病院・診療所から直接損保会社に送られているので、被害者(患者)が目にすることはありません。というのは、病院・診療所が、損保会社から治療費の支払を受けるには、その治療費の内訳を書いた診療報酬明細書という書類で損保会社に請求をするのですが、そのとき、診断書もセットにして出すことになっているからです。

ちなみに、診断書というと、事故直後に警察に出した診断書を思い浮かべるかもしれませんが、損保会社に提出される診断書は、書式が決まっていて、記載することも多いですし、毎月、その月の症状や治療の経過を書いて出さなければなりません。
その症状や治療の経過の記載が大切なのです。

それでは、どうやって診断書を手に入れるのかといえば、損保会社にコピーを送ってもらうよう頼めばいいのです。診断書に限らず、資料を全部送ってくださいといえば、交通事故証明書、診断書、診療報酬明細書など、何でもコピーをもらえます。
でも、損保会社側からコピーを出せますよと教えてくれたりはしないのです。