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前回に続いて加害者側の損保会社からの提示に関する話題です。
損保会社からの提示額の計算書を見ていると、実は、計算間違いが結構あります。
同じ事件で、2回の計算間違いが続いたこともありました。
こんな感じです。まず、1000万円で提示があったのですが、それが計算間違いで、正しくは900万円でした。更に交渉し、2回目の提示で1200万円まで上がったのですが、それも計算間違いで、正しくは1100万円でした。さすがに、このケースでは、その経過も含めて、1200万円まで増額させて和解しました。(もちろん、金額はイメージです。)
そこで、最近は、損保会社からの提示が届いても、その計算根拠にしたがって検算し、間違いがないか確かめるようになりました。
先週もそれで計算間違いを見付けました。
ちなみに、不思議と、計算間違いは、多く間違うものばかりで、少なく間違っている例は見かけません。
そうして多めに間違っているのに気付いたとき、どうするかというと、損保会社に確認するようにしています。
黙って交渉を続け、交渉が煮詰まった段階で計算間違いと言われると、依頼者ががっかりされるからです。