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前回の続きをもう一つ
医療事故であれば、どんなマニュアルにも書いてあるのですが、医学の問題だからと、医師に「丸投げ」してはだめです。
事前に、関連する医学書を読み、診療録を読み込み、損保会社の主張をふまえて、自分なりに問題点、疑問点を整理しておくことが必要です。
「どうして、この傷病名になったのですか。」とか、「この疾病は、交通事故と因果関係があるのですか。」などという質問をするようでは、医師から有益な意見を聞き取ることは難しいでしょう。
基本知識は押さえた上で、「本症の診断基準は、1~~、2~~、3~~とされているようですが、カルテだと、~~がないようです。それでも、本症と診断したのはどうしてですか。」とか、「本件事故直後、~~の所見はないようですが、それでも事故と因果関係があると考えていいのでしょうか。」というような具体的な質問をすべきです。
忙しい時間をさいて、面談してもらっているのですから、短時間で有益な意見を聞き取るのが礼儀だと考えないといけないと思うのです。