TEL: 095-820-2500
[平日] 9:00~17:00
むち打ち損傷における工学鑑定(工学的意見書)が信用できないことを問題提起した古典的な文献が、1990年の東京三弁護士会交通事故処理委員会むち打ち症特別研究部会「むち打ち症に関する医学・工学鑑定の諸問題」です(判例タイムズ737号4頁)。
この論文に対する対応を迫られた社団法人日本損害保険協会が委託して行ったのが事故解析共同研究会の研究結果です(1994年12月)。それは、羽成守・藤村和夫著『検証むち打ち損傷-医・工・法学の総合研究-』にまとめられています。
ところが、この共同研究会の研究結果は、むち打ち損傷における工学鑑定(工学的意見書)が信用できないことを再確認するものとなってしまったのです。
そのポイントは、次のようにまとめられます(一度、ふれたことがあります。→こちら)。