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医学ネタが続いていますが、被害者側弁護士が扱う怪我の正確な知識を得るためには、医学文献が不可欠です。
ちなみに、ウェブ上で正確な知識を得るために、どういったものを参考にすればいいのかについては、ふれたことがありました(→こちら)。
紙の書籍で、どんな本を読めばいいのかと言えば、医師に広く読まれている本が間違いがありません。
一般市民向けの本は、不正確なものがあるので、お勧めできません。
医学部学生の標準的な教科書である医学書院「標準整形外科学」が、まず読むべき本でしょう。現在、第12版が最新です。(→こちら)
現場で診療にあたる整形外科医のマニュアルとしては、医学書院「今日の整形外科治療指針」がよく使われているようです。これは、第6版が最新です。(→こちら)
整形外科だけではなく、全部の科をカバーして、毎年改訂されるのが、医学書院「今日の治療指針」です。もちろん、最新は2014年版です。(→こちら)
どれも高価ですし、難しい。でも、被害者側弁護士として活動するのであれば、これくらいは読まないと。
ちなみに、医療従事者、医学部学生向けの分かりやすい参考書として、メディックメディア社の「病気がみえる」シリーズがあるのですが、残念なことに整形外科は未完です。