いつでも、どこでも、だれにでも 上質な法的サービスを。
いつでも、どこでも、だれにでも 
上質な法的サービスを。

TEL: 095-820-2500

[平日] 9:00~17:00

外傷による腱板断裂に対しては、まず三角巾で1~2週間安静にし、保存療法で様子を見ます。断裂部が治癒する(つながる)ことはないのですが、保存療法で症状が改善することが多いのです。

保存療法では、注射療法と運動療法が行なわれます。
注射療法では、夜間痛があると、副腎皮質ホルモン(ステロイド)と局所麻酔剤を肩(肩峰下滑液包内)に注射します。夜間痛がなくなれば、ヒアルロン酸の注射に変えます。
あわせて、断裂した腱板はつながらないので、残っている腱板の機能を強化する腱板機能訓練(リハビリ)を行います。

保存療法で肩関節痛と運動障害が治らないときは、断裂した腱板を骨に縫合、固定する手術を行ないます。
手術には、関節鏡を使う手術(関節鏡下手術)と通常手術(直視下手術)があります。関節鏡を使う方が、切開が小さく、手術後の痛みが少ないのですが、大きな断裂では、関節鏡下手術は難しいとされています。
どちらの手術も、手術後、4~6週間の固定と2~3か月の機能訓練が必要です。半年とか1年といった長期の治療を覚悟しなければなりません。