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ホーム > 法律の話(ブログ) > 交通事故 > よく問題となる傷病名から(医学的基礎) > 見逃される腱板断裂
以前、腱板断裂の相談を何度か経験したことを書きました(→こちら)。
頚部(むち打ち損傷)とあわせて肩部(腱板断裂等)の傷害もあったのに、最初の診断書が、病名として、頚部捻挫だけだったというケースでした。肩痛が長引いたのに、当初の診断書に肩部の診断がないとして、後遺障害非該当になってしまったという話題でした。
最近も、また、腱板断裂の相談を受けました。
意外と、交通事故でも腱板断裂は多いようなので、改めて腱板断裂について考えてみます。
まず、以前の話題の復習ですが、整形外科医も、交通事故と聞くとむち打ち損傷を中心に考え、肩痛があっても、代表的な病名としてむち打ち損傷だけの診断をすることがあるようです。
やはり、診断書に、肩の傷害についても、きちんと書いておいてもらうことが重要です。
そのために、症状を、できるだけ詳しく医師に説明することが必要です。
また、どのようにして、肩を傷めたのかについても、初診時に事故の様子を聞かれるはずなので、詳しく説明しておくことが必要です(この、事故のとき、体のどの部分をどのように傷めたかについては、後でかなり重要になってきます。)。